Tweets about 1st Album

SPACE LIKE CARNIVAL 1st Full Album “SPACE LIKE CARNIVAL”
谷澤地球(@ChiQTanizawa)による全曲紹介のツイートまとめ

(はじめに)

— tweeted on Sep 29, 2014

10/11の先行リリースパーティが迫っている。 そろそろ1stAlbum「SPACE LIKE CARNIVAL」の全曲解説的なことを毎日1曲ずつとかでやってみようと思う所存。 今回は全て世界放浪中あるいは帰国後に私が作詞作曲し、バンドでアレンジした。

ちなみに、僕らの1stAlbum「SPACE LIKE CARNIVAL」は、全曲が繋がっている。 アルバムで1曲、みたいな気持ちで流れをつくった。 さらに、アルバムでリピートすると、途切れることなく無限ループするようになっている。

ということもあり、いわゆる配信だと1曲ごとダウンロードできてしまうし、それは僕らの望みとは違うので、配信は行わないつもり。

それではまずは1曲目。

M.01 宇宙のはじまり (Big Bang)

— tweeted on Sep 29, 2014

この曲のリズムは、ブラジルはサルバドールで演奏されている「サンバ・ヘギ」から。 サンバとレゲエを混ぜたような音楽らしい。 世界放浪中、有名なリオのカーニバルを見たあと、サルバドールのカーニバルに移動し、このリズムに出会った。

ILE AYEというチームのリズムには本当に血湧き肉踊った。踊りまくった。 ちなみに、うちのドラムの坂東火星も、かつて3ヶ月ほどブラジルに滞在した際、サルバドールでこのリズムを叩いていたのだった。 そのリズムにギターを乗っけてつくった曲。 Sara Saturnの奇声にも注目。

M.02 もういいかい (Ready Or Not)

— tweeted on Sep 30, 2014

全く自慢にならないけど僕は音楽理論を知らないので、いつもブツブツ言いながらギターを触って、自分が弾いたことのない、いい響きのコードを開発してはニヤニヤしているわけで、そのコードの名前は知らなかったりする。

例えば「D☆」とか、「GΘ」とか名前をつけては曲をつくっていくことが多い。(あとから理論に詳しい人に聞くとめちゃくちゃ簡素な名前のコードだったりすることもある) ちょうど南極に向かう船で、例によってギターを触っていて産まれたコードから、この曲は始まる。

僕自身、先が読めないような、驚きが潜んでいるような音楽が好きで、そういう曲をつくりたいと常々思っていて、自分でも想像できないようなところを探しながら、一旦の完成を迎えたのはポルトガルはリスボンだった。安宿で興奮していたことを、今でもよく覚えている。

坂東火星は、この曲のドラムを考えようと去年のクリスマスに動物園に行ったが、閉まっていたらしい。 Sara SaturnのMPCの音色は、アナログ・シンセ・マニアの西池達也氏のProphetから拝借している。 池田水星は、この曲の録音中、深いリバーブの中、滝のような汗をかいていた。イグアス並だった。

もういいかい まあだだよ もういいかい もういないよ

M.03 アカシック・レコーディング (Akashic Recording)

— tweeted on Oct 1, 2014

ニューオリンズで電車をぼーっと見ながらギターを弾いていて思いついたフレーズからこの曲は始まっている。その後放置してて、帰国してからイメージが湧いてくれて、完成した曲。

6拍子から3拍子に変わり、最後は7拍子から6拍子に変わる。変拍子の曲って捻れてて好きだなあと思う。前の曲と同じように、予想がつかないところへ行ったり来たりしながらいつの間にか帰ってきてるような、感じ。

歌詞は色んな所で思いついたり印象に残ったりしたワードが変につながってできた感じ。 あんまり解説になってないかも。しかし、音楽なんてさ、能書きはどうでもよくてさ、聞いてもらってどう感じてもらえるかだけだもの。

とか言って自分で勝手に始めた全曲解説を3曲目にして否定しちゃってるけども。 まあでも、誰かは面白がってくれてるかもしれないし、せっかくだからまだ続けよう。 そんな感じでいいよね。

にんげんだもの にんげんけだもの

M.04 どこ帰る (Where Go Back)

— tweeted on Oct 2, 2014

インドはバラナシにてガンジス川を眺めながらギターを触っていてできた曲。言葉のイメージはカンボジアのアンコール遺跡を散歩してて得た。

透明、に憧れる気持ちは誰しも持っていると思うわけで。 それは赤子に対して抱く気持ちに似ているのかもしれない。 あの場所でなんだかやたら透明な風に吹かれながら、旅も後半で、「ああそうか、もうすぐ日本に帰るんだな〜」と思いつつ、時々「あれ?帰るってどこに?」みたいな気持ちにもなった。

「どこ帰る」って試しにつぶやいたら、なんか不思議に心がスッと、真ん中になっていくような気がして、この言葉を歌いたいと思った。

M.05 Space Like Carnival

— tweeted on Oct 3, 2014

タイトル通りバンドのテーマ・ソング?的扱いの曲。そして、LIKE CARNIVALシリーズの1曲目でもある。

メキシコのオアハカという街でマヤの遺跡を見た後思い浮かんだメロディは、歌詞が乗っかったら洞窟の中で響きたっぷり焚き火を囲んで歌う儀式ソングみたいになった。

メンバーでかわりばんこに歌う感じも、名のある里の酋長たちが異文化コミュニケーションしながら、秘密を打ち明け合ってるみたいな絵を浮かべて聞いてみたら楽しいかもしれない。

みんなで火を囲んで、うーう、ううう、ううう、うーう、ううう、と歌おう。 森羅万象を感じながら歌おう。 そうそう、僕のiPhoneには、旅の間じゅうボイスメモに録りためてたネタが詰まっていて、これは大切な宝物です。

M06. パラダイム・シフトがやってくる ! (Paradigm Shift Will Come!)

— tweeted on Oct 4, 2014

これまた前曲とは違う意味でタイトル通りというか、変化に次ぐ変化を繰り返してきた曲。構成も歌詞もメロディも思いつくままにパラダイム・シフトしてきた。

ついてきてくれたメンバーに感謝。 メンバー全員変なやつらだけど、最高なやつらです。 歌詞はインドのバラナシという街での日々と脳内トリップ妄想モード炸裂、そしてSLC流宇宙漂い系ゆらゆらダイナミクス爆発ドローン・サウンド。

聞く人をどこかに連れていきたいのだ、僕らは。ここではないどこか。 そうして、パラダイム・シフトはやってくる。というかやってきてるし、やってきつづけてる。 なにがおきる? わからないを楽しめますか?

M07. アレ?これもミラクル? (Whoa? Is This Miracle Too?)

— tweeted on Oct 5, 2014

アルバム収録曲の中で一番新しい曲。とある日、火星が練習スタジオにてパンコメレンシェレンコメン?なる超絶なリズムを鳴らし始め、僕らを誘った。

そうしてセッションは火蓋を切り、僕の脳内からはメロと歌詞が同時に噴き出し、そのまま曲のカタチになった。水星はキメ・パートとタッピング・パートのアイデアを練り出し、超絶オルタネイト・ピッキング。Saturnは曲頭のたま的始まりとベースのフレーズを炙り出し、それを地球が編み上げ、SLC全員で煮出して現在のカタチになった。

バンドをやる醍醐味はここにあると確信するわけです。それぞれの存在が、思想が、ゴーストが作用して、それぞれだけでは到底生まれえない何かを生み出す。 エキサイティング。

あれもこれもそれもどれも…、ミラクル?

M08. Dafu-Ya Like Carnival

— tweeted on Oct 6, 2014

LIKE CARNIVALシリーズの2曲目 Sara Saturnのカウントからこの曲は始まる。 Dafu-Yaとは、言うまでもなくダフ屋のことだ。 大きなイベントなんかに必ずいる闇チケット売り。 彼らはこう繰り返す。

「ないひとあるよ あるひと買うよ」。

なんともたまらなく心惹かれるワードではないか。 夢と現実が同居している。 これを歌詞にして曲をつくりたいと思い立ち、最初完成したのは妙な哀愁のある曲だった。

それはそれで気に入っていたわけだが、考えていたアルバムの曲順やつながり、ダイナミクスを優先し、その後切迫した感じにつくりなおした。 これを見てくれているダフ屋の皆さん、是非皆さんの公式テーマ・ソングに認定してください。ダメ?

M09. Trip Like Carnival

— tweeted on 2014.10.7

2012年9月からまるまる1年間、僕は東まわりで世界一周の旅をしていた。 各地で様々な景色や文化や音楽に触れた。 その感触を曲にしておきたいという想いが募り、できあがった曲。

歌詞は一聴すると呪文ぽく聞こえるかもだが、巡った国や街の中でも印象的だった場所の名前を順番に言っているだけ。

色んな音が入っているのは、旅の途中各地で録音した現地の音楽。 それをMPCっていうサンプラーに入れて鳴らしている。

サハラ砂漠のベルベル族の歌とか、エルサレムでユダヤ人の人たちが歌っていた歌、バラナシで毎晩やってる祭の歌、竹のガムラン ジェゴグの音色、などなど様々。 冒頭ではニューオリンズで仲良くなったブランチとの会話。そして汽笛は鳴り響く。

たくさんの人に助けられて旅をした。 大好きな人がたくさんできた。たくさん歌った。 早くあの頃出会ったみんなにSPACE LIKE CARNIVALの音楽を聞かせたいなー。

M10. Orgasm Like Carnival

— tweeted on 2014.10.8

LIKE CARNIVALシリーズ4曲目は、おセックスがテーマの曲。 祭みたいな何か、を考え、自然に浮かんだテーマだった。 タイのとある祭に参加した際、完成。 歌い上げるはSara Saturn。

3拍子の歌詞は、サンスクリット語で諸行無常の意。 無常だからこそ、華やぐのだ。生命、乱れ咲き。昇天せよ。 水星の気合いのカウント・奇声もお聴き逃しなく。 そう意識して言っているわけではないようだが、僕のギターソロ直前、確かに「エビバディ人生!」と叫んでいる。(ように聞こえる)

「全員、儚い人生を想い、今こそ解き放て!」 と言われているような、そんな気持ちにならないだろうか。

ライブでは男性陣がふんどし姿になる曲としても知られており、さらに言うなら物販スペースでSLCオリジナルのふんどしを販売している。 我ラ、SPACE LIKE CARNIVAL。

M11. エマノン (emanoN)

— tweeted on Oct 9, 2014

いつもの道を外れたら、宇宙にいた。 そんなラブ・ソングであります。

心は増えてく 忘れたりしない

M12. とうめいな軌道 (Transparent Orbit)

— tweeted on Oct 10, 2014

宮沢賢治の詩集「春と修羅」の一節よりインスピレーションをいただいた最後の曲。 曲の最後にはSara Saturnによる詩の朗読もある。

この曲は灼熱のインドで故郷の雪景色を思い浮かべながらつくったり、 帰国後雪景色の故郷で真夏のタイの島を思い出しながらつくったり。 さびしさはいつもある。忘れることはあっても、なくなることはない。 携えすぎてもいけないし、忘れすぎてもいけない。

そうしてこのアルバム「SPACE LIKE CARNIVAL」は、リピートボタンひとつで、まるで人類の歴史のように繰り返し、走馬灯のように蘇り、デジャヴのように思い出し、しかしやはりすでに同じ地点にはいない。

(おわりに)

— tweeted on Oct 10, 2014

最後ということで、今回のレコーディングのヨモヤマ話を。 実は歌以外全て一発録りです。 録音場所は明日ワンマン・ライブを執り行う下北沢Garage。 誰も使っていない時間に使わせていただいて、2日間にわたり音を出した5時間の間で、12曲全て録音しました。

アルバムを聞いていて、ある種の緊張感や、謎の一体感、スリルがある、と感じてもらえるのではと思うわけですが、その理由は、一発録りだからだと思う。 録音してくれたのはSLCのP.A.イトウ木星。彼は素晴らしいエンターテナーでもある。その訳はライブに来たらわかると思う。

音を混ぜてまとめてくれたのは、木内智貴くん。若手で、僕が好きな音色をわかってくれてるやり手のミキシング・エンジニア。 愛すべき仲間に支えられ、このアルバムは完成しました。 是非、僕らを発見してくれた皆さんにはじっくり聴いてみていただきたいです。

 

SPACE LIKE CARNIVAL
1st Full Album
“SPACE LIKE CARNIVAL”

slc-jacket

2014.11.11 on sale

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